2011年5月10日火曜日

さあ!一歩を踏み出そう!!!(実践編)

災害ボランティアを躊躇している人たち
一歩を踏み出しましょう!
みなさんの共に進もうという気持ちが大切です。
もちろん災害ボランティアには力も必要かもしれません。
でも、まずはみんなで頑張ろう!という気持ちが大切です。
作業はグループでの作業なので
みんなで力を合わせれば、何でもできます。
自分の力を心配しなくても大丈夫です。
では、ボランティアを行うのに必要な準備を紹介したいと思います。
これはあくまでボーイスカウトが前提です。

1.まずは日本連盟のボランティア登録を行います。(詳細は日本連盟のHPで)
・地域の社会福祉協議会でボランティア保険に加入します
・日連のボランティア登録書に記入し、ボランティア保険加入証明書とともに
団委員長に許可をいただき、県連へ提出します。
・日連から登録が完了すると、ボランティア登録番号とともに登録完了のお知らせがあります。

2.現地(石巻市:BS石巻ベース(水押球場内))へ行ける日程を調整します。
・日連から作業可能日の問合せがありますので、それに日程を知らせます。
(または、自分から日連へ作業可能日が決定したらメールで連絡します。)
・日程が決定したら、日連から「ボランティア活動計画書」がメールで送付されて来ますので、それを団委員長に報告したら、いよいよ出発です。
(私の場合は、出発してからこのボランティア活動計画書が届いたんですけどね…)


3.出発準備
さあ!いよいよ出発準備です。
まずは自己完結が基本です。
自分で生活出来る身の回り品を…。
ただし、現在は街は機能しているのとボーイスカウトという仲間がいるため
現地で調達、準備されている物もあります。
ということで
・テント…ボーイスカウトで寝る場所は確保されています。
(大型テント内に簡易ベッド・毛布があります。
混雑時にはドームテントになる場合もありますのでマットは必要かも…)

・シュラフ…自分で用意しましょう!
・食料と水…近くのUマートが開店したようです。20時まで営業だそうです。
石巻応援のため、現地調達を!
食事は私が参加したときは共同炊事でした。
食事当番が参加者の食事を作成。
ということで、自分が持参した食料は全て余り、
それを寄附してくる、それが後の食料となっていく
順繰りになっていました。
特に車での参加者はいろいろな食料を持参しており、
食料にはことかかない状態です。
水道水もでますし、自販機も動いていますので
重た〜い水をしょっていく必要はありません。

・燃料と炊事道具…共同炊事のため、個人での持参は必要ありません。
ただし、マイ食器、マイコップ、マイ武器は持参しましょう。
・着替え等…寒暖の差があります。気候にあわせ準備しましょう。
防寒着は用意した方がよいかも…。(参加の時期にもよりますが)
その他生活用品も自分が必要と思う物を持参しましょう。
・携帯充電機器…電気もきていますので、携帯の充電も可能です。
ただし、計画停電ではありませんが、
炊飯器を使用するときなどは控えましょう!
・ボランティア作業必需品…  
*合羽(100均のレインコートはすぐに破れます。
捨てても良い合羽の持参をお勧めします 。)
*長靴(短いのはNG。
硝子破片等もありますので安全靴タイプがあればベター、
でも普通の物でも大丈夫です。)
*ゴム手袋(長めの物がお勧め、
厚めのものを使用するか中に軍手を:
ガラス破片の扱いがあり薄めの物は危険です。)
*ヘルメット
*ゴーグル
*マスク
*ウエットティッシュ・消毒ジェル
(昼食をとる時に手が洗えないこともあります)
*水分 現地の食料備蓄からお裾分けしていただきました…
Uマートで購入もできそうですね…
*昼食 現地でみんなで準備します

スコップ・ねこ(一輪車)・土嚢袋等等 
作業に必要道具はBS石巻ベースで準備されています。

4.準備が整ったら、出発です
・自分でBS石巻ベースまで行きます。
現在、ボーイスカウトでは週末には東京初のボランティアバスがでていますので、
それを利用すれば、BS石巻ベースまでバス入りできます。
私の場合は、
名古屋〜仙台   夜行バス
名古屋21:30発で仙台には翌朝7:00には着いていました。
寝ている間に着いてしまうのはありがたいですね…。
なんとバスは長野〜新潟〜福島経由で仙台入りしていました。
仙台〜石巻    高速バス
(帰りは仙台まで帰る人に便乗させていただきましたが…)
長い行列ができているかと思ったら、ひとりも並んでいなく
バスは半分くらいの乗車で出発でした。
石巻〜BS石巻ベース 徒歩
駅前にはタクシーもいます。
まあ、2km弱の事と歩きましたが…。
ただ、野球場の入口(BS石巻ベースの場所がわかりにくい、
駅側からの経路がわかりにくいので、
歩いて行く人はそのあたりを確認してからでかけましょう!)
で現地入りしました。
つなみ被害地域以外は、普通の生活が営まれています。

5.現地到着と日常生活
・現地に到着したら、まずは到着と帰る日の予定を報告します。
・ベッドを確保し、これからの生活に備えます。
・基本作業は1日単位
8時15分全体集合、出発式
9時〜15時作業
16時 帰着 道具清掃片付け
・日常生活は その都度の参加メンバー人数により変更がありますが、基本的には
6時30分     朝食
8時15分〜16時 作業
17時       班長会議
18時       夕食
20時30分    全体ミーティング
22時       就寝

・食事は準備品のところにも書きましたが、基本的に共同炊事
当番の人が全員分の食事を作成します。
といっても、ご飯を炊いて 
セルフサービスのレトルトだったり、スープだったりですが…。
その日にある食材で工夫して サラダのある日、雑炊になる日 などなどです。
・ミーティング後就寝まではお楽しみタイム
私が参加していた頃は「まっこり基金」ならぬものが発生。
大いに盛り上がっていました。


6.ボランティ作業について
・ボランティアは石巻ボランティアセンターに各家庭からあがってくる依頼書
(各家庭のニーズ)をボーイスカウトが下請けのように何件かいただいてきます。
・その日の参加者人数とニーズに合わせ、グループ数を決め、班長を選出します。
・班長会議でその日の作業報告(依頼が完了か、引き続き作業が必要か等等)、
次の日の作業内容(ニーズ)の割当を決めます。
班長は依頼主と連絡をとり、作業可能か、作業内容の確認を行います。
・全体ミーティングで班長が人買い
(おっと!この言葉 あの時のメーバーだけに通じるのかな…)
ドラフトというか、班長から次の日のニーズが発表され、班分けが行われます。
・翌朝、各班に必要な備品(依頼内容にあわせて)を準備、積込み。
作業場所までの移動は、車で参加されている方の車と日連の車が頼りです。
各グループ分けの時に車も確保しながらの人買いでした…。
出発式をして、各班毎に現地へ移動、作業です。


このサイクルが繰り返されます。

ということで、ボーイスカウトをやって来た人には
なんら いつものかわらない活動です。
ボーイスカウトをやってきているからこそ、
今、立ち上がりましょう!
行動(野外生活・班制度)も心(ちかいとおきて)も備えている私たちだからこそ…

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