2011年5月26日木曜日

被災者の方からのメール

よさくのひとり言もご無沙汰していました。
石巻で一緒に作業をしていた人たちと掲示板を立ち上げ、
今でも情報交換をしているのですが、
今日、嬉しいメールの紹介がありました。
以前、つぶやいていた自分の気持ちにエールを送られたようで…。
以下、紹介しますね…。
〜〜〜
お元気ですか~ (^-^)v 床下の泥出しで お世話になった 石巻のツインクルです(^^ゞ
あの時は 本当にありがとうございました☆
ボランティアの人達に励まされ、人との繋がり・ふれ合いに 感謝しながら 頑張ってます(^o^) ライフラインも復旧して、今は 来月中旬頃の再開を目指し 改築中(^-^)v
もし 石巻に来る機会がありましたら、是非 寄って下さいね♪
元気になった 石巻をお見せ出きると思いますよ(^^ゞ
震災を通じて、色々な人達のあたたかい気持ちに触れられて、本当にに感謝です!ありがとうございました☆これからも宜しくお願いしますね(^-^)/~~

2011年5月10日火曜日

さあ!一歩を踏み出そう!!!(実践編)

災害ボランティアを躊躇している人たち
一歩を踏み出しましょう!
みなさんの共に進もうという気持ちが大切です。
もちろん災害ボランティアには力も必要かもしれません。
でも、まずはみんなで頑張ろう!という気持ちが大切です。
作業はグループでの作業なので
みんなで力を合わせれば、何でもできます。
自分の力を心配しなくても大丈夫です。
では、ボランティアを行うのに必要な準備を紹介したいと思います。
これはあくまでボーイスカウトが前提です。

1.まずは日本連盟のボランティア登録を行います。(詳細は日本連盟のHPで)
・地域の社会福祉協議会でボランティア保険に加入します
・日連のボランティア登録書に記入し、ボランティア保険加入証明書とともに
団委員長に許可をいただき、県連へ提出します。
・日連から登録が完了すると、ボランティア登録番号とともに登録完了のお知らせがあります。

2.現地(石巻市:BS石巻ベース(水押球場内))へ行ける日程を調整します。
・日連から作業可能日の問合せがありますので、それに日程を知らせます。
(または、自分から日連へ作業可能日が決定したらメールで連絡します。)
・日程が決定したら、日連から「ボランティア活動計画書」がメールで送付されて来ますので、それを団委員長に報告したら、いよいよ出発です。
(私の場合は、出発してからこのボランティア活動計画書が届いたんですけどね…)


3.出発準備
さあ!いよいよ出発準備です。
まずは自己完結が基本です。
自分で生活出来る身の回り品を…。
ただし、現在は街は機能しているのとボーイスカウトという仲間がいるため
現地で調達、準備されている物もあります。
ということで
・テント…ボーイスカウトで寝る場所は確保されています。
(大型テント内に簡易ベッド・毛布があります。
混雑時にはドームテントになる場合もありますのでマットは必要かも…)

・シュラフ…自分で用意しましょう!
・食料と水…近くのUマートが開店したようです。20時まで営業だそうです。
石巻応援のため、現地調達を!
食事は私が参加したときは共同炊事でした。
食事当番が参加者の食事を作成。
ということで、自分が持参した食料は全て余り、
それを寄附してくる、それが後の食料となっていく
順繰りになっていました。
特に車での参加者はいろいろな食料を持参しており、
食料にはことかかない状態です。
水道水もでますし、自販機も動いていますので
重た〜い水をしょっていく必要はありません。

・燃料と炊事道具…共同炊事のため、個人での持参は必要ありません。
ただし、マイ食器、マイコップ、マイ武器は持参しましょう。
・着替え等…寒暖の差があります。気候にあわせ準備しましょう。
防寒着は用意した方がよいかも…。(参加の時期にもよりますが)
その他生活用品も自分が必要と思う物を持参しましょう。
・携帯充電機器…電気もきていますので、携帯の充電も可能です。
ただし、計画停電ではありませんが、
炊飯器を使用するときなどは控えましょう!
・ボランティア作業必需品…  
*合羽(100均のレインコートはすぐに破れます。
捨てても良い合羽の持参をお勧めします 。)
*長靴(短いのはNG。
硝子破片等もありますので安全靴タイプがあればベター、
でも普通の物でも大丈夫です。)
*ゴム手袋(長めの物がお勧め、
厚めのものを使用するか中に軍手を:
ガラス破片の扱いがあり薄めの物は危険です。)
*ヘルメット
*ゴーグル
*マスク
*ウエットティッシュ・消毒ジェル
(昼食をとる時に手が洗えないこともあります)
*水分 現地の食料備蓄からお裾分けしていただきました…
Uマートで購入もできそうですね…
*昼食 現地でみんなで準備します

スコップ・ねこ(一輪車)・土嚢袋等等 
作業に必要道具はBS石巻ベースで準備されています。

4.準備が整ったら、出発です
・自分でBS石巻ベースまで行きます。
現在、ボーイスカウトでは週末には東京初のボランティアバスがでていますので、
それを利用すれば、BS石巻ベースまでバス入りできます。
私の場合は、
名古屋〜仙台   夜行バス
名古屋21:30発で仙台には翌朝7:00には着いていました。
寝ている間に着いてしまうのはありがたいですね…。
なんとバスは長野〜新潟〜福島経由で仙台入りしていました。
仙台〜石巻    高速バス
(帰りは仙台まで帰る人に便乗させていただきましたが…)
長い行列ができているかと思ったら、ひとりも並んでいなく
バスは半分くらいの乗車で出発でした。
石巻〜BS石巻ベース 徒歩
駅前にはタクシーもいます。
まあ、2km弱の事と歩きましたが…。
ただ、野球場の入口(BS石巻ベースの場所がわかりにくい、
駅側からの経路がわかりにくいので、
歩いて行く人はそのあたりを確認してからでかけましょう!)
で現地入りしました。
つなみ被害地域以外は、普通の生活が営まれています。

5.現地到着と日常生活
・現地に到着したら、まずは到着と帰る日の予定を報告します。
・ベッドを確保し、これからの生活に備えます。
・基本作業は1日単位
8時15分全体集合、出発式
9時〜15時作業
16時 帰着 道具清掃片付け
・日常生活は その都度の参加メンバー人数により変更がありますが、基本的には
6時30分     朝食
8時15分〜16時 作業
17時       班長会議
18時       夕食
20時30分    全体ミーティング
22時       就寝

・食事は準備品のところにも書きましたが、基本的に共同炊事
当番の人が全員分の食事を作成します。
といっても、ご飯を炊いて 
セルフサービスのレトルトだったり、スープだったりですが…。
その日にある食材で工夫して サラダのある日、雑炊になる日 などなどです。
・ミーティング後就寝まではお楽しみタイム
私が参加していた頃は「まっこり基金」ならぬものが発生。
大いに盛り上がっていました。


6.ボランティ作業について
・ボランティアは石巻ボランティアセンターに各家庭からあがってくる依頼書
(各家庭のニーズ)をボーイスカウトが下請けのように何件かいただいてきます。
・その日の参加者人数とニーズに合わせ、グループ数を決め、班長を選出します。
・班長会議でその日の作業報告(依頼が完了か、引き続き作業が必要か等等)、
次の日の作業内容(ニーズ)の割当を決めます。
班長は依頼主と連絡をとり、作業可能か、作業内容の確認を行います。
・全体ミーティングで班長が人買い
(おっと!この言葉 あの時のメーバーだけに通じるのかな…)
ドラフトというか、班長から次の日のニーズが発表され、班分けが行われます。
・翌朝、各班に必要な備品(依頼内容にあわせて)を準備、積込み。
作業場所までの移動は、車で参加されている方の車と日連の車が頼りです。
各グループ分けの時に車も確保しながらの人買いでした…。
出発式をして、各班毎に現地へ移動、作業です。


このサイクルが繰り返されます。

ということで、ボーイスカウトをやって来た人には
なんら いつものかわらない活動です。
ボーイスカウトをやってきているからこそ、
今、立ち上がりましょう!
行動(野外生活・班制度)も心(ちかいとおきて)も備えている私たちだからこそ…

22WSJ 派遣第14隊 第2回事前訓練キャンプ

週末は、世界ジャンボリーへ向けての訓練キャンプでした。
石巻での生活とは一転ですが、
ここには、若い素晴らしい可能性を秘めたスカウトたちがいます。
みんな一丸となって、世界ジャンボリーへ向けて頑張っています。
スカウトの笑顔は、いつみても素晴らしい‼
ほんとうに素晴らしい仲間たちに巡り合える自分に幸せを感じるとともに、感謝したいと思います。

2011年5月6日金曜日

いろいろな形での支援

ボランティアは各家庭への奉仕だけではありませんでした。
こどもたちの心のケアの一貫として
「わくわく隊」がゲームコーナーやポップコーンなどなどで
こどもたちの楽しみの場を提供していました。



また、
「鯛焼き隊」が避難所、駅前広場などなど周り
鯛焼きを提供、それは鯛焼きを提供するだけでなく、
日頃、避難所生活や家の片付けでそれぞれの時を過ごしがちになっている人たちが
集まってき、鯛焼きが焼ける間、会話を楽しむ
今までのいろいろな想いがあふれてくるそうです。



これぞ、ボーイスカウトですよね…。
私たちの普段の活動がいかされる活動だと思いました。
みなさん、今こそ 被災者の方たちとともに手をとり
一歩を踏み出しましょう!

石巻第6団の方々 ありがとうございました!

私のボランティア作業3日目は
石巻第6団の備品の整理でした。
石巻第6団の備品倉庫もつなみにより
水につかってしまったとのこと、
どんな状況で水につかったかわからない、
泥や油がまざっているかわからないでの
全ての備品を水洗いし整理したいとのこと。
石巻第6団の方が運んで来て下さった備品を
BS石巻ベースのある水押球場で水洗いをし、干し片付けます。
約半日の作業で、なんとか全てを洗い片付ける事ができました。


作業開始時には3月12日に結婚式をあげる予定だった石巻第6団の槙原(旧姓)さんの結婚祝賀の乾杯をペットボトルの飲料で…。
幸せな家庭を築いて下さい。あの時、作業にかかわってみんなが見守っています!
また、お昼にはお弁当、デザートなどなどほんとうにありがとうございました。
支援物資の切り干し大根でつくったとおっしゃられていた漬け物、今でも忘れられない味です。
そして、作業終了時に女性の方だけで申し訳ないけれど…とお風呂を使って下さいと声をかけていただき、お言葉に甘えお邪魔した槙原様、ほんとうにありがとうございました。

いろいろお話をすることができ、とても楽しい一時でした。
そして石巻第6団の素晴らしさを改めて感じさせていただきました。
素晴らしい指導者に育てられた素晴らしいスカウトたち、
そしてそのスカウトたちが次世代の指導者になろうとしている。
これぞボーイスカウトと…。
ほんとうにありがとうございました。
私たちがお手伝いに行かせていただいたのに、
なんだか 私たちの方が多くのもの(精神、物資共に)いただいてしまいました。
これは 全てのボランティア作業に通じることですが…。

さあ!みんなも一歩を踏み出そう!(精神編)

BS石巻ベースへ入って、
少し残念に思った事は、
このゴールデンウィークにこれだけの参加者???
ボーイスカウトだから…
もっともっと大勢の人たちがごったがえしていると思い、
訪れたのですが…。
私が訊ねた4月30日には
個人登録組が30名程、
東京からの第1陣バスチームはなんと大型バスに15名程…、
このゴールデンウィークにボーイスカウトが50名程度???
第2陣バスチーム到着日の5月3日でさえ、100名にも満たない状態、
あのジャンボリーを運営している皆さんはどこに行ってしまったのだろう…と
とても残念な気持ちでした。
一般ボランティアは個人参加をすると
それをさばくだけの組織力がなく破綻しているようですが、
ボーイスカウトはそこは得意分野ですよね…。
現在(日々刻々と状況は変化しているので、この現在というのも私が参加していた時ですが)、ボーイスカウトは石巻災害ボランティアセンター(正式名称を知らないので、こんな感じの組織の名前だったと思います) から下請け組織のようになっていて、
被災者の方々からいただくボランティア依頼を何件かまとめて請け負って来ます。
そして、参加しているボランティアメンバーの人数により班を編制、班長の指揮のもと作業をしていきます。班長会議により被災者の方々のニーズのあらいだし、作業計画、作業報告をしていきます。
被災者のニーズはまだまだ先がみえない程、山積みです。
そして、組織力があり、行動力のある私たちボーイスカウトの力の発揮どころだと思います。
日連のボランティア登録をし、一歩を踏み出して下さい!
どんな状況かわからず、一歩を踏み出せない方がいらっしゃったら、
是非、連絡ください。
私が参加していたときの状況ですが、情報提供させていただきたいと思います。
車で行かれる方は現地での物資調達も可能です。
ほんと、イオンなどスーパーは普通通り営業しています。
品物も豊富でした!
ボランティア参加中に誕生日の人がいて…
バースデイケーキを調達したくらいですから…。

よさくのひとり言 はじめました!

災害ボランティアのため
BS石巻ベースへ行って来ました。
そこで、感じたことを何かに残したくなり、
このブログ始めました。
いままで、そしてこれからの人生で感じた事
いろいろ書いていきたいと思います。
ほんと ひとり言ですが
少しずつ情報提供もしていけたらと思っています。
あくまでも私の主観の情報ですので、あしからず…。

石巻へ行って来ました

非力な50過ぎのおばさんに何ができるんだろうか…
報道では泥かき、家具だしなどの力仕事ばかり…
とても不安なスタートでした。
日連のボランティア登録をひょんなことからすることになり、
(ある人とのメールのやりとりからの勢いと息子に背中を押されての登録でした)
その後は、日連からの作業可能日登録のメールをいただいて、
あれよあれよと言ううちに石巻へ出掛けることになっていました。
出発直前には
「ゴールデンウィーク、ボランティア過剰、受入を断っている」の報道。
私なんかより、力の有る方々の参加の方が…と
ますます不安をかかえて出発。
名古屋から高速バスに乗り込んで仙台へ。
仙台で乗り換え一路石巻へ。
報道で得る知識しかない私は、
まだまだ石巻は悲惨な状態しか想像していなかった。
ところが飛び込んで来た景色には、
まだまだがれきが道端に山積みにはされているが、
開業しているイオンその他のショッピングセンター、
すきやなどのファーストフード店…。
駅前にはタクシーも…。
ほんとうに報道というのは一部しか映し出されていないのだと、
身を以て知らされました。
まあ、2km弱のこと歩けば…と
とぼとぼと歩いていると、
さすがにこの格好…、
ボランティアとすぐにわかるのか…、
街の方々から「ご苦労様」の声。
報道でなんだか東北地方の方たちって暖かいな…とは感じていたものの…、
嬉しい反面、自分に何が出来るのだろうか…と益々不安がのしかかる。
途中、道に迷いながらも
なんとかBS石巻ベースのある水押球場へ到着。
おそるおそるテントをあけると…。
「ご苦労様!」の声に始まり、
そこにはいつものメンバーが…
(もちろん、そこにいる方々は初対面の方々ばかり、
でも、いつもこの活動
会ったその時から、従来の仲間のようです)
まるでジャンボリー会場にやってきたかのようでした。
そして、4日間
各家庭の片付け、石巻第6団の備品片付けなどなどの作業を行いました。
訪れた家庭の地域は、
報道で知らされているあの状況でした。
まわりには全壊状態の家も多々。
泥の層に畳・家具などが折り重なり、
何から手をつけてよいのか…状態です。
おそらく
依頼者の方もまだ家に入れず、
なにから始めてよいのか…状態と、
ボランティアの人が来てくれたと言え、
一体何ができるんだろう…と気持ちではないか…
一応、依頼事の確認はするが、少し様子見状態。
一方、私たちは
それは、素晴らしいチームワークと人海戦術で、
道を切開き、周りの物を片付けて行きます。
大切そうな物がでてこれば
依頼主に「この品物とっておかれますか?」と
ひとつひとつ丁寧に声かけを…。
その様子を見てか…、
依頼主の家族の方も
そのうちに親子協力して家の片付けを一生懸命されていました。
休憩時間には飲み物の差入や炊出しのお裾分けまで…。
他の場所へ作業にいっていたところでは、
カレーをつくってくださった家も…。
一緒に住んでいたお姉様が入院中で、どれを片付けてよいかわからず、
思う様に片付けがはかどらなかった家のご主人に、
申し訳ない気持ちで、その家を後にしたのですが、
後でわざわざ、笹かまを届けて下さったり。
ほんと、ひとつひとつの気持ちの温かさに涙のでる思いです。
あれだけ片付けても、
おそらくあの家には住めないのでは…、
住むためにリフォームしなければいけないのなら、
片付けも一緒に業者がしてしまえば早いのでは…とも
作業を始めた頃は どこかによぎっていましたが…。
この4日間の作業に関わらせていただき、
そうではない、何かを感じました。
これは私が感じた
あくまで私の気持ちですが…。
あの状態を受入れる事もできず、
一歩前へすすむことができずにいた被災者のみなさんが、
私たちボランティアが、
一生懸命 みんなで協力して片付けている姿を見、
そして、想像もできない状態が少しずつ片付いて行く光景を見、
何かをすれば
少しずつでも前へ進んで行くんだ
日本中の皆が
いや世界中の皆が
自分たちとともに一歩前へ進もうとしているんだと感じ、
一歩を踏み出す きっかけ作りになっているのでは…と。
自衛隊や医療関係者、その他の方々の様に
専門的で大きな仕事はできないけれど、
被災者の皆様とともに手を取り合い、
復興への道を歩む事のお手伝いもできるのだと、
実感させていただきました。
そして そのお手伝いができるのが
「ちかいとおきて」を身につけて来ている
私たちボーイスカウトの素晴らしさだと…。
依頼主のご主人(後列中央右)と奥様(右端)の力強く「頑張るぞ!」とあげられたこぶしが印象的です。そしておばあちゃまの笑顔が…